四十九日まで線香を絶やさない?電気つけっぱなし?

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四十九日まで線香を絶やさない?電気つけっぱなし?

四十九日の線香
よくいわれるのが「四十九日まで線香を絶やしてはいけない」ということ。初めて家族を亡くした方は、「本当にお線香をたきつづけるのか?」という疑問をお持ちだと思います。

 

宗派によっても異なりますが、お通夜のみだったり、四十九日までだったりする場合もあるようです。現実的には四十九日まで毎日お線香を絶やさないようにするのは、難しいのではないでしょうか。

 

四十九日までお線香を絶やさない、電気をつけっぱなしといわれる意味を紹介します。

 

 

四十九日まで線香を絶やさない意味

四十九日の線香

遺体のニオイを紛らわせるため

では、なぜ線香を絶やしてはいけないと言われるようになったのでしょうか。これは、供養の意味もありますが、それだけではなく遺体のニオイを紛らわせる目的もあります。

 

線香は雑菌を抑える働きや、死臭を感じ難くする効果が得られます。昔は今のようにドライアイスなどありませんでしたから、ニオイを少しでも和らげる考え方があったようです。

 

そのため、お通夜から埋葬するまでは線香を絶やさないようにといわれていました。

 

故人の供養のため

四十九日まで線香を絶やさないのは、供養の意味も込められています。故人は四十九日までにあの世へと旅立つという考え方が仏教にあるためです。

 

亡くなってから3日目に13人の仏様がお迎えにきます。さらに7日目までに三途の川へとたどり着きます。四十九日までは、生前の善悪を清算されて、極楽浄土に行けるのか閻魔大王の裁きを受けるのです。

 

亡くなってから四十九日まで線香を絶やさないのは、故人が四十九日までにお腹が空かないよう、道に迷わないよう遺族が願う意味があります。

 

浄土真宗でも線香を絶やさないほうがいい?

浄土真宗では亡くなった時点ですでに成仏されているという考え方のため、故人の成仏を願う意味ではありません。浄土真宗の四十九日は遺族のためのものとされています。

 

四十九日で故人のことを偲び、仏様に感謝する期間だと考えます。浄土真宗は故人の成仏を願う必要がないので、お線香は使いません。

 

当然、浄土真宗には「四十九日までお線香を絶やさない」という考え方もありません。

 

線香を絶やさないのはいつまで?

故人が亡くなってからお線香を絶やさないのは、四十九日までです。昔は四十九日の24時間、お線香をたき続けていました。

 

現在は、家庭事情で24時間お線香の番をすることも難しいので、自宅にいるときや起きている時間帯だけお線香をあげるだけでよいとされています。

 

線香絶やしてしまったら?

四十九日までにお線香を絶やしたからといって、故人が成仏できないわけではありません。残された家族が故人を想う気持ちが一番重要です。

 

お線香を毎日たくために残された家族が体調を崩せば、故人も悲しむのではないでしょうか。1日のわずかな時間でもお線香をたくことで、故人は喜んでくれるはずです。

 

四十九日までの線香の本数

四十九日までたくお線香の本数は、1本のみです。故人が道に迷わないよう、四十九日までは1本のお線香をたくようにします。

 

四十九日まで乗り切るコツ

四十九日の線香
四十九日まで寝ずに番をしているなど、難しいでしょう。一晩線香りが持つ蚊取り線香のような形になっているものを利用するとよいでしょう。

 

家に誰もいない場合や、就寝中の火事が気になる場合は、お線香を消しても構いません。朝や夜など毎日行なうようにしたり、火ではなく電池式の線香やロウソクを使ったりする方法もあります。

 

火事の危険性がある夜間や外出時は、電池式を使用することをおススメします。就寝中など火事が気になる場合は、線香を折って短くし横に寝かせる方法もあります。

 

四十九日まで電気つけっぱなし?

四十九日の線香

ろうそくの灯かりを灯す

仏教では、四十九日までにろうそくの灯かりを絶やさないようにします。四十九日の裁きを受けるまでの間、ろうそくが故人の道を灯すものとなるためです。

 

朝にろうそくを灯すようにする

四十九日までろうそくの灯かりが必要といっても、朝から夜まで1日中灯す必要はありません。火を使えば火事の心配もあるので、朝おきたらろうそくに火を灯すようにしましょう。

 

四十九日まで線香を絶やさない?電気つけっぱなし?のまとめ

四十九日まで線香を絶やさない、灯かりをつけっぱなし、この考えは仏教によるものです。同じ仏教でも浄土真宗は亡くなった時点で極楽浄土に行く考えがあるので、成仏を願うためにお線香やろうそくは必要ありません。

 

そもそも仏教の考え方が本当に合っているかも、生きている私たちにはわからないことでしょう。何よりも大切なのは、故人を偲ぶ気持ちであって、形式的にとらわれることではないのです。

 

残された家族が、「故人のためにお線香をたきたい、ろうそくを灯したい」と思うならその思いのまま行動すればいいでしょう。仏教を信仰していない方も、形式にとらわれず故人の成仏を願うようにしてみてください

 

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