浄土真宗のお布施の相場

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浄土真宗のお布施の相場とは?葬儀・法事の額

浄土真宗のお布施の相場
「葬儀のお布施はいくら?」「浄土真宗の相場とは?」
あなたはこのように悩んでいませんか?

 

葬儀の際に渡す浄土真宗のお布施の相場は、10〜30万円程度です。

 

日本消費者協会が公開している2017年「葬儀についてのアンケート調査」によると、お布施の平均は47万円だとされています。一般的なお布施の平均額と比べると、浄土真宗は安い金額です。

 

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なぜなら、浄土真宗は、ほかの宗派とは考え方が異なっているためです。浄土真宗はどのような宗派なのか、その特徴が理解できるとなぜ安いのがわかるでしょう。

 

 

浄土真宗とは?

浄土真宗のお布施の相場
浄土真宗は、浄土宗の弟子のひとり「親鸞」により開かれました。宗派は浄土真宗本願寺派(西本願寺)と真宗大谷派(東本願寺派)の2つがあります。

 

浄土真宗の大きな特徴は、阿弥陀如来のお慈悲により、「念仏を唱えると仏になる」という考え方です。つまり、亡くなった時点で仏になります。

 

ほかの宗派では、「初七日」「四十九日」などの概念があります。これは、7日目に三途のほとりにたどり着き、49日間かけて極楽浄土へ生まれ変われるか裁きを受けるのです。

 

浄土真宗は、亡くなった人が成仏するためのお経が必要ありません。そのため、葬儀の際のお布施は、読経に対するものではなく、阿弥陀如来へのお礼だと考えます。

 

浄土真宗は亡くなった時点で故人が成仏しているので、霊を供養する必要がないのです。葬儀の際の読経は供養のためではなく、法要による供養も必要ないと考えています。

 

浄土真宗は戒名がない

浄土真宗には戒名もありません。戒名ではなく「法名」という名前をいただきます。

 

法名には、「釋」が使われています。読み方は「しゃく」で、釈迦の弟子になったことを表しているものです。

 

浄土真宗で「釋」を付けるのは、釈迦の前では誰もが平等で、極楽浄土へと進むことを表しています。戒名がないため、葬式の際に渡すお布施にも戒名料を含める必要はありません。

 

法名は生前に貰うのが本来の形

浄土真宗の法名は、釈迦の弟子になることなので、本来は生きているうちに貰うものです。生前に法名を貰う場合も、1万円など安い金額でいただくことができます。

 

浄土真宗のお布施の相場とは?

浄土真宗のお布施の相場
浄土真宗には「戒名がない」とはいっても、葬儀の際に読経してもらえばお布施としてある程度の金額をおつつみするのが一般的です。お布施をお渡しする場合は、阿弥陀如来へのお礼としてお渡ししましょう。

 

葬儀や法要で読経してもらった場合は、読経の長さでお布施の金額を決めます。葬儀の際は当然読経時間が長くなるので、法要より金額は高くなります。

 

お布施の金額
葬儀 10〜30万円
火葬 3〜5万円
一日葬 10万円
家族葬 15〜20万円
初七日 3〜5万円
四十九日まで 3,000〜5,000円
四十九日 3〜5万円
納骨 2〜3万円
お膳料 5,000円〜1万円
お車代 5,000円〜1万円

 

葬儀

浄土真宗の方がお坊さんに葬儀で読経してもらった場合は、10〜30万円のお布施が相場です。

 

ほかの宗派では戒名の位として「信士・信女」「居士・大姉」「院信士・院信女」「院居士・院大姉」の順で戒名の料金が高くなります。浄土真宗に信士・信女などは付けません。

 

浄土真宗ではみな平等という考え方があるためです。「信士・信女」などは修行の経歴や、社会での貢献度などを表すもので、浄土真宗はこれを用いていません。

 

そのため、宗派によっては「院信士・院信女」「院居士・院大姉」で100万円前後するところを、浄土真宗は10〜30万円のお布施で済むのです。

 

また、葬儀の形によっても読経の時間が異なるので、お布施を調節しましょう。火葬の場合は読経が短いので3〜5万円、一日葬は10万円、家族葬は15〜20万円が相場です。

 

初七日

仏教では命日を含む7日で、三途の川にたどり着くという考え方があります。近年では火葬の後に「繰り上げ法要」として初七日を済ませることが多いようです。

 

葬儀の際に繰り上げ法要をする場合は、別に初七日の法要として3〜5万円おつつみします。

 

四十九日までの法要

初七日以降に法要をする場合は、家にお坊さんを呼ぶことになります。四十九日までの法要に対するお布施は、3,000円〜5,000円が相場となります。

 

仏教では初七日から7日ごとに、極楽浄土に行けるようお祈りする考えがあります。

 

四十九日

亡くなってから四十九日は大切な法要のため、お布施の金額も高くなります。お布施の相場は初七日と同様に、3〜5万円をお渡しするのが一般的です。

 

納骨

故人が亡くなって四十九日を終えたら、納骨の日を決めます。浄土真宗では亡くなった時点で極楽浄土に行けるという考えのため、魂を入れるわけではありません。

 

遺骨を納骨する場合は読経してもらうため、お布施は2〜3万円おつつみします。

 

浄土真宗でお布施以外の謝礼について

浄土真宗のお布施の相場
葬儀の際にお坊さんに読経してもらう場合は、お布施以外にもお金をお渡しするのが一般的です。お布施以外の謝礼についても知っておきましょう。

 

お膳料

お通夜の後の会食の際に、お坊さんも一緒に食事をします。最近は辞退されることが多いので、「お膳料」を5,000円〜1万円お布施とは別にお渡しします。

 

お車代

わざわざお坊さんに来ていただいたので、お車代も5,000円〜1万円おつつみします。お坊さんが遠方から来ている場合は、交通費の実費や宿泊費も考慮した金額にしましょう。

 

葬儀で浄土真宗のお布施相場のまとめ

浄土真宗の場合は、ほかの宗派とは考え方が異なります。戒名や読経に対する費用が安いのは、亡くなった人の成仏を願う読経が必要ないからです。

 

亡くなった人は皆平等で、戒名の位の違いもありません。そのため、通常は47万円の寺院費用がかかるところを、10〜30万円程度で済みます。

 

浄土真宗の考え方に納得された方は、なぜ浄土真宗のお布施が安いのか理解されたのではないでしょうか。

 

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