葬儀の比較ポイント11選
「葬儀を比較したい」「自分に合った葬儀会社を選びたい」
あなたはこのように考えているのではないですか?
今までの葬儀会社選びは、「互助会しか選べない」「近所の葬儀会社しかない」ことが一般的でした。選択肢が異常に少なかったのです。
しかし、今はネットが普及することにより価格競争が生まれて、「良心的な葬儀業者」から「格安の葬儀業者」「従来からある葬儀業者」のように多様化しています。おかげで私たち消費者は、葬儀業者を比較することができるようになりました。
賢いあなたは「葬儀業者を比較したい」と思ったのです。業者が主導権を握るのではなく、自分たちの家庭にあった葬儀業者を11つのポイントから比較する方法を紹介します。
葬儀の比較ポイント11選
葬儀業者を比較したくても、「月々料金を支払う互助会しかない」「近くの信頼できるかわらない小さな葬儀業者しかない」これっておかしくないですか?通常の商品は比較できるのに、葬儀に関しては業者のいいなり・・・。
葬儀業者を比較したいあなたは、11つのポイントに注意しながら、自分に合った葬儀業者を選んでみてください。
1・互助会はあまりお得ではなくなっている
今まで葬儀業者といえば、大手の互助会が独占していました。代表的なのがベルコでしょうか。
ベルコは月々2,000円〜3,000円の費用を積み立てると、約20万円の積立金ができます。すると会員価格で通常より50%以上お得な料金になるシステムです。
葬儀費用は100〜200万円かかるのが普通なので、月々わずかな費用の積み立てでいい互助会は、当時画期的なサービスでした。ベルコは今でも使うことができて、悪くはないサービスです。
しかし、消費者が自由に選べないデメリットもあります。
- 積立金を無駄にしたくない
- 積立金20万円のために高額な費用がかかるかも
- ほかに選択肢がなくなる
互助会は冠婚葬祭にも費用を使えるサービスですが、数年前から加入します。いざサービスを使おうとなると、ほかにもいいサービスが出ているのにも関わらず、選択肢がそれしかなくなります。
ベルコのような互助会は、そのサービス以外選択しないことがわかっている人向けです。葬儀会社を比較したい人には向いていません。
2・見積もりが取れるか?
葬儀業者を比較するときに重要なのが、見積もりが取れることです。比較したい方にとって、詳細な見積もりを出さない業者は、そもそも選択肢から外れます。
見積もりを取るときに注意したいのが、どの業者も同じ条件にすることです。家族葬なら「30名プラン」「料理、香典返しを含めた金額」など条件を揃えましょう。
各業者のパック料金は参列者の数が異なります。親族のみだけなら30名で揃えるとわかりやすく、別料金の料理や香典返しも含めると比較しやすいです。
3・価格は妥当な金額か?
見積もりを取ったうえで、料金が妥当か調べる必要があります。葬儀の相場とは?の記事で紹介したとおり、一般葬儀は150万円、家族葬90万円が平均です。
家族葬で90万円以上かかるようなら、相場より高いといえます。100万円までは許容範囲なので、これより高額ならその業者は止めた方がいいでしょう。
4・自社で斎場を持っているか?
自社で斎場を持っていると、一貫したサービスが得られる安心感があります。他社の斎場を使っている業者は、外部に委託しているのでサービス内容がバラバラになりやすいです。
また、自社で斎場を持っていると、会場費が無料のところもあります。無料の場合は光熱費や暖房費がかかっているかチェックしましょう。
5・プラン詳細まで確認できるか?
葬儀業者のホームページやパンフレットを見てみると、パック料金と含まれるサービス内容が書かれているだけのことがあります。何にいくらの費用が必要で、どのサービスが別料金かわかりにくい業者が多いのです。
ホームページやパンフレットを見ても詳細がわからないなら、スタッフに聞くしかありません。気になる葬儀業者が見つかったら、必ず詳細まで確認してください。
- ドライアイスの追加料金はあるか
- 香典返しは追加料金か
- 料理はいくらかかるか
- 料理は希望に合うグレードか
- 会場使用料はかかるか
- スタッフ費用はかかるか
料理や香典返し、スタッフ料金は別のところが多いです。コミコミパックになっている場合は、何名までの料理や香典返しに対応できるか確認してください。
6・希望を聞いてくれるか?
葬儀業者が提示するパンフレットはわかりやすいよう、最低限の情報しか記載していないことが多いです。そのため、利用者は必ず不明点が出てくるので、聞いたらきちんと答えてくれるスタッフがいる業者を選んでください。
希望を聞きながらこちら側の意見を優先して聞いてくれれば、良い業者だといえます。
7・価格が安い葬儀でも嫌な顔をしないか?
葬儀業者の中には利益率だけを追求して、小さな葬儀だとわかると嫌な顔をすることがあります。「火葬のみのプランにしたい」「一日葬にしたい」と言うと途端に態度が変わる業者は、いい加減な対応になるリスクがあります。
本当にその業者が優良なのか調べたい場合は、家族葬や一般葬儀を希望していても、あえて「一日葬はどうですか?」と意地悪な質問をしてみましょう。
8・一方的にプランを押し付けないか?
業者によっては、高いプランばかりを押し付けようとするところがあります。誰もが高いプランばかりを欲しがっているわけではありません。
家族によっては「できるだけ安く済ませたい」場合もあれば、「故人がシンプルな葬儀を望んでいた」こともあるでしょう。業者がおすすめのプランばかり話す業者は、家庭の事情などお構いなしです。
本当に良い葬儀業者は、「家族がこの葬儀は良かった」と思えるプランを提示します。家庭の事情にあったプランができて、はじめて満足感の高い葬儀になるのです。
9・担当者の人柄はいいか?
最終的にはスタッフの人柄で比較しましょう。A社とB社どちらも似たようなプランを提示してきているなら、担当者の人柄で選べば失敗が少なくなります。
担当者はそのまま司会者となり、業者へ手配する人になるためです。コミュニケーション力が高く、何でも相談できるスタッフがいるか確認してみましょう。
- 押しつけてこない
- 細かいところまで気が回る
10・自宅から行きやすい斎場か?
葬儀は自宅からの行きやすさも重要です。家族の自宅から近いだけでなく、親族から考えて行きやすい場所かも考えてみましょう。
近くにある葬儀業者なら、普段から見慣れている安心感があります。近くの業者は口コミも広がりやすいので、使ったことがある人の声も聞きやすいでしょう。
11・希望に合う規模の葬儀ができるか?
葬儀の比較では、規模も選ぶポイントです。家族葬だけに絞った葬儀業者なら、利用者は迷わずプランが選べます。
最近は家族葬だけにこだわり、プライベート感を重視する葬儀社が増えてきました。今までの一般葬儀だと参列者の相手だけで疲れてしまい、故人との別れができないと感じる人が増えているためです。
家族葬にしたいと明確な希望があるなら、家族葬専門業者がおすすめです。また、直葬や福祉葬など特定の葬儀の必要がある場合は、そのプランがあるかも比較ポイントになります。
葬儀費用を比較できるサイト一覧
葬儀業者の比較ポイントを多数紹介しましたが、たくさんある業者に1つずつ資料請求や見積もりをするのは大変です。最近は一括資料請求や見積もりサイトが登場しているので活用してみましょう。
小さなお葬式
小さなお葬式は、全国の葬儀業者と提携しています。わかりやすい定額料金、寺院の定額サービスにより、お葬式に対する費用が明確です。
最近のニーズに対応すべく、海洋散骨や永代供養墓などの紹介サービスも扱っています。
リンク:小さなお葬式
いい葬儀
いい葬儀も全国に提携葬儀社を抱えています。全国5,000か所から最適な葬儀業者や斎場選びをお手伝いしてくれる業者です。
口コミも掲載しているので、使う前の声を見ることができます。
リンク:いい葬儀
イオンのお葬式
イオンでも、全国の葬儀業者と提携した紹介サービスがあります。イオン独自の品質管理により、どの業者を依頼しても一定基準以上のサービスが受けられるのが特徴です。
定額の寺院紹介サービスや、永代供養墓、樹木葬などのサービス紹介もあります。
リンク:イオンのお葬式
葬儀の比較ポイントのまとめ
葬儀の比較は、見積もりを取る、資料を請求するところから始めましょう。まずは、近くにある葬儀業者からパンフレットを請求してみてください。
小さなお葬式、いいお葬式、イオンのお葬式など全国の葬儀業者と提携している一括見積サービスも活用してみましょう。提携している葬儀業者であれば、どこを使っても料金が定額になるのが魅力です。